緑茶を研究した科学者「辻村みちよ」
特に女性に良いとされている緑茶。そんな緑茶に関する様々な発見をしたのは、実は女性の研究者でした。それが緑茶研究の第一人者と言われるのが辻村みちよさん。
1888年9月17日、埼玉県で生まれた彼女は、女学校・師範学校の教諭や蚕の研究を経て1923年に理化学研究所に入ります。
そこで緑茶にビタミンCが多く含まれていることを発見しました。更にカテキンの発見・分離やタンニンの化学構造を決定するなど、大きな研究成果を残します。
その研究を記した論文で1932年に日本で初めての女性農学博士になりました。戦後は教授や様々な講師などを勤め、若手の指導にも尽力された方です。女性に良い発見を女性が見つけるなんて、運命めいたものを感じますね。
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