パリのシンボル・エッフェル塔
2020/03/23
フランスの首都パリのシンボルと言えば、エッフェル塔と凱旋門ではないでしょうか。
エッフェル塔が完成したのは1889年3月31日。日本の東京タワーはテレビの電波塔という役割のために建てられましたが、エッフェル塔はその年の5月に開催されるパリ万博のシンボルとして建設されました。この時代は産業革命により各国で国家の威信をかけた建築技術の競争が繰り広げられていました。
ロンドン万博のクリスタル・パレスやアメリカのワシントン記念塔など、
高度な建造物が現れ、フランスもフランス革命100周年となるパリ万博で 320mを誇る高層タワーを建設することにしたのです。
当時としてはデザインが奇抜で賛否が分かれ大論争になりました。実際、来場者も低迷。塔の権利がパリ市に移る 1909年には解体されることが確実視されていました。
しかし軍用無線の送受信に使えることから取り壊しを免れたのです。その後、1991年には世界遺産に登録されるなどパリの象徴として愛されるようになりました。
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